日本には約6,600万人の労働人口がいます。
その中で、仕事についている人口は6,350万人になります。
失業率は近年、3.5%と低く、経済がうまく回っているように見えます。
しかし、事実は、
- 雇用のミスマッチ
- 深刻な人出不足
- 非正規雇用の拡大
- 偏った有効求人倍率の高さ
という問題があり、失業率は低いにもかかわらず、経済が低迷する特殊な現象が起きています。
具体的な問題点は、
働きたいけど、働きたい業種での仕事の募集が減少していること。
一般事務等のオフィスワークには、募集が少なく、
建築業や介護業等のきつい仕事の求人が拡大していること。
そして、求人は非正規雇用の募集が多くを占めていること。
非正規雇用によって失業率が低下しても、一時的な減少でしかない。
流動的に労働者が動いているため、失業率が低下しないのです。
この問題は、出生率の低下と高齢化に密接に関係しています。
日本の人口は、2050年には半減すると言われています。
問題を解決する手段は、明確にわかっています。
しかし、解決できません。
黙って見ているしか無いのでしょうか。